この記事を書いた人:しま
元バス運転士・現在は整骨院の分院長。柔道整復師。40代・おひとりさま。Fitbitを実際に使用。Apple Watchは公式仕様・ユーザーレビュー・専門メディアをもとに調査・比較しています。
「睡眠を記録したい」と思ったきっかけ

睡眠時無呼吸の疑いをきっかけに、自分の睡眠を客観的に把握したくなった。
「なんとなく眠れていない」では改善のしようがない。数値で見ないと、変化もわからない。
スマートウォッチで睡眠を計測しようと決めたとき、最初に候補に上がったのは2択だった。
Apple Watch か、Fitbit か。
iPhoneユーザーなので、Apple Watchは正直「自然な選択肢」だった。
でも調べれば調べるほど、
睡眠計測という目的に限れば、FitbitのほうがApple Watchより優れている
という結論になった。
この記事では、その理由を正直に書く。
先に結論

| 比較項目 | Apple Watch | Fitbit |
|---|---|---|
| 睡眠ステージの記録 | ○(Series 9以降) | ◎(全モデル対応) |
| 睡眠スコア機能 | △(Sleep Cyclesのみ) | ◎(Sleep Scoreで毎日数値化) |
| 充電の持ち | △(約18時間) | ◎(6日〜10日以上) |
| 昼寝の記録 | △(手動が多い) | ○(自動検出) |
| 本体価格帯 | 59,800円〜 | 14,800円〜 |
| iPhoneとの連携 | ◎ | ○(アプリ対応) |
| 睡眠特化のアドバイス | △ | ◎(Fitbit Premium) |
睡眠の質を記録・改善することに特化するなら、Fitbitに軍配が上がる。
最大の差は「バッテリー」
これが全てといっても過言ではない。
Apple Watchのバッテリーは、通常使用で約18時間。
つまり、毎日充電しないと使えない。
夜充電して、朝はずして、日中つけて、また夜充電
このサイクルだと、寝ている間に充電している人が多く、
肝心の睡眠が計測できないという本末転倒な状況になりやすい。
一方、Fitbitのバッテリーはモデルにもよるが6日〜10日以上持つ。
充電を気にせず毎晩装着できる。
これが睡眠計測の継続率に直結する。
自分がFitbitを選んだ最大の理由がこれだ。
「計測を続ける」ために、バッテリーの問題は想像以上に重要だった。
Fitbit Charge 6 / Sense 2
Fitbit Inspire 3(コスパ重視の入門モデル)
睡眠スコアという「わかりやすさ」

Fitbitには「Sleep Score(睡眠スコア)」という機能がある。
毎朝起きると、前夜の睡眠が0〜100点で数値化される。
内訳は「睡眠時間」「深い眠りの割合」「目が覚めた回数」「安静時心拍数」など複数の指標をまとめたもので、「今日の睡眠は何点だったか」が一目でわかる。
自分の場合、最初の1週間の平均スコアは63点だった。
「あずきのチカラ」で目まわりをほぐし、横向き寝を意識し、就寝前のアルコールをやめてから1ヶ月後には平均79点まで上がっていた。
数値で変化がわかるから、続けられる。これがFitbitの強みだ。
Apple Watchにも「Sleep Cycles」(睡眠ステージの記録)はあるが、
総合的なスコアで毎日フィードバックする機能は標準では搭載されていない
睡眠ステージの記録精度

両者とも、加速度センサーと心拍数センサーを組み合わせて睡眠ステージ(浅い眠り・深い眠り・レム睡眠・覚醒)を推定している。
厳密には、医療機器の「ポリソムノグラフィー(PSG)」には精度で及ばない。
これはどのスマートウォッチも同じだ。
ただ、日常的なトレンド把握という目的では十分に使える。
Fitbitは長年この領域に特化してデータを蓄積しており、睡眠計測の歴史と実績という点では、
後発のApple Watchより一日の長がある。
価格差は無視できない

睡眠計測メインで使うなら、価格差は大きな判断基準になる。
- Apple Watch SE(第2世代):約35,000円〜
- Apple Watch Series 10:約59,800円〜
- Fitbit Charge 6:約22,000円前後
- Fitbit Inspire 3:約14,800円前後
Apple Watchには通話・決済・ECGなど多機能が詰まっているが、
「睡眠を計測して改善したい」という目的だけなら、
その機能の大半は不要だ。
目的を絞れば、Fitbitのほうが明らかにコスパがいい。
Apple Watch SE 第2世代(参考・iPhoneユーザー向けオールラウンド機)
Fitbitのデメリットも正直に書く

Fitbitを推しているが、弱点も当然ある。
① iPhoneユーザーにはやや不便な面も
Apple WatchはiPhoneとのシームレスな連携が強みだ。
通知・決済・Siri連携など、iOSエコシステムにどっぷり浸かっている人にはApple Watchの使い勝手は段違いにいい。
Fitbitもアプリ連携はできるが、Apple Watch+iPhoneの組み合わせには及ばない。
② デザインの差
Apple Watchのデザイン性は正直かなり高い。
時計としてのカッコよさ、着けていることへの満足感は、Fitbitより上だと思う。
ファッションや見た目を重視するなら、Apple Watchのほうが満足度が高い可能性がある。
③ Googleに買収された不透明感
Fitbitは2021年にGoogleに買収された。
今後のサポートや方向性について、長期的に不透明な部分がある点は念頭に置いておきたい。
こんな人にFitbitをすすめる

- 睡眠の質を記録・改善することがメインの目的
- 毎日充電するのが面倒
- スマートウォッチに5〜6万円は出せない
- 体の不調(疲れ・血圧・睡眠不足)と向き合いたい
- Androidユーザー、またはiPhoneだが多機能は不要
こんな人にはApple Watchがいい

- iPhoneとの完全連携を求めている
- 決済・通話・ワークアウト管理など多機能を使いたい
- デザイン・ブランド価値も重視する
- 睡眠計測はあくまで機能のひとつで十分
自分が1ヶ月使って感じたこと

Fitbit Charge 6を実際に使ってみた感想を率直に書く。
よかった点
- 毎朝スコアを確認するのが習慣になった
- 「昨日は深い眠りが少なかった」という気づきが行動を変えるきっかけになった
- バーピージャンプを続けている日はスコアが安定しやすいことがわかった
- 充電が週1回でいいので、計測し忘れがほぼない
気になった点
- 装着したまま寝るのに最初は違和感がある(1週間ほどで慣れた)
- アプリのUI がたまに重い
- Premium(有料プラン)にしないと詳細分析が見られない機能がある
Premiumは月額680円(年払いなら年4,900円)。
詳細な睡眠分析を使いたいなら検討の価値はある。
まとめ

- 睡眠計測メインなら、バッテリーとスコア機能でFitbitが優位
- Apple Watchはオールラウンド機として優秀だが、睡眠特化では過剰スペック
- 価格差(約1.5〜4万円)を考えると、目的を絞ればFitbitのコスパは高い
- デザイン・iPhone連携・多機能を重視するならApple Watchも正解
- どちらを選ぶにせよ、「計測を続ける仕組み」を作れるかどうかが最重要
睡眠は毎晩7〜8時間という、一日の3分の1を占める習慣だ。
ここを「なんとなく」で終わらせるのはもったいない。
数値で把握して、少しずつ改善していく
その第一歩として、スマートウォッチはコスパのいい投資だと思っている。
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