15年の整骨院歴があった私が、
その真実をお伝えします。
- 呼び名が違うだけで、やっている内容は同じ
- 法律上、正式には接骨院が正解。「整形外科と整骨院」紛らわしい名前に寄せ、患者を集める風習になり、保健所も特には規制してこなかった
- 整骨院のやっている治療行為は、一部例外を除いて、あやしい事はない
- あやしい整骨院とは、街の駅近くで色々な所にある、同じ整骨院の名前でたくさんグループ展開している整骨院。そこそこの効果はあるが、高額自費治療のカモにされる可能性大
整骨院と接骨院の違い
全くもって紛らわしいんですが
実は、違いはないんですね。
整骨院業界をやめた後も、
ずっと周りに聞かれる質問です。
なぜ整骨院と接骨院、名前の違いがあるの?
法律上、正式には接骨院が正解。
「整形外科と整骨院」紛らわしい名前に寄せ、患者を集める風習になり、保健所も特には規制してこなかったんですね。
ようやく規制が強化され、
これから新規でできるものは全て
「接骨院」となります。
整骨院のやっている事は、治療行為はあやしいの?
あやしくはありません。
それなりに医学を勉強し、治療根拠を考えてやっています。
肩こりや腰痛に対して
○○療法で自費治療を受けたけど
全然治らない!
これは、あなた自身の生活動作にも原因がありますので、
こういった治療法に「あやしさ」はほぼありません。
気をつけて欲しいのは
ガンに効くとか、妊娠しやすくなるとか、
こういったものをやっている整骨院・治療院は
絶対に怪しいと言えますので
すぐにやめましょう。
あやしい整骨院とは?
私の価値観で語る「あやしい整骨院」。
街の駅近くで色々な所にある、同じ整骨院の名前でたくさんグループ展開している整骨院です。
そこそこの効果はあるが、高額自費治療のカモにされる可能性大です。
- 治療対価として金額をもらうこと
- 完全自費治療で効果の高い治療を行うこと
- 顧客単価を上げること
これは経営としては必要な事ではありますが
もはや、患者を治すことより、高額なチケットを買わせることに必死なのが伝わってきます。
私的には、おすすめできない整骨院です。
高額自費治療の金額は、ホームページには全く載せてない!
これを載せてしまうと、患者は初めから来なくなるからです。
とりあえず「健康保険適応の安い金額だけ」で安心させて、一旦来てくれれば、必死に高額自費治療のメリットを説明して、ゴリ押しで患者が断れないようにしてきます。
あそこまでいくと、普通の人は中々断れないでしょう。
なぜ、私がそこまで言い切れるのか?
別に、ねたみ・ひがみではありませんよ。
そういった金儲け整骨院運営のセミナーもあるし、
周りの体験談もリサーチしました。
ぜひ最後は自身の頭でしっかり考えて、
あやしい整骨院を回避してくださいね。
接骨院の特徴
接骨院の施術方法
手技療法(マッサージ・ストレッチ):
- 患部の筋肉や関節を手でマッサージやストレッチして、血行を促進し、痛みやこりを緩和します。
矯正施術:
- 骨や関節の位置を調整することで、姿勢の改善や関節の動きをスムーズにする施術です。特に骨盤や脊椎の矯正がよく行われます。
電気治療:
- 電気を使って筋肉の収縮を促し、血行を良くしたり、痛みを和らげたりする方法です。低周波や中周波の電気刺激が使用されることが多いです。
温熱療法:
- 温熱パックや超音波などで体を温め、血行を促進して筋肉のこわばりを和らげます。
冷却療法:
- 怪我直後の炎症を抑えるために、冷却パックや氷を使って患部を冷やします。
テーピング:
- 怪我の再発防止や患部の保護のために、専用のテープを貼ってサポートします。
運動療法(リハビリ):
- 怪我や痛みの再発を防ぐために、関節や筋肉の動きを改善するための運動指導が行われます。
接骨院がカバーする症状
骨折・脱臼・捻挫:
- 骨折や脱臼、捻挫といった外傷が主な対象です。柔道整復師は、これらの外傷に対して適切な処置やリハビリを提供します。
打撲:
- 打撲による腫れや痛みを軽減するための施術が行われます。これには、冷却療法や手技療法が含まれます。
筋肉の損傷(肉離れなど):
- スポーツや日常生活での無理な動きによる筋肉の損傷や肉離れが対象です。適切なテーピングやリハビリが行われます。
腰痛:
- 日常的な腰痛やぎっくり腰に対して、マッサージや電気治療、骨盤矯正などの施術が行われます。
肩こり・首の痛み:
- デスクワークや長時間の同じ姿勢による肩こりや首の痛みが対象です。手技療法や温熱療法で筋肉の緊張をほぐします。
スポーツ障害:
- テニス肘や膝の痛み、足首の捻挫など、スポーツによる怪我や慢性的な痛みに対する施術やリハビリが提供されます。
関節の痛み:
- 膝、肘、肩などの関節痛も接骨院で対応します。手技療法や矯正施術が行われることが一般的です。
姿勢の歪みや骨盤の歪み:
- 姿勢や骨盤の歪みを改善するための矯正施術が行われます。これにより、慢性的な腰痛や肩こりの改善が期待できます。
交通事故による怪我:
- 交通事故によるむち打ち症や打撲、捻挫などに対して、保険適用の施術が行われます。
柔道整復師の役割
1. 外傷の治療
- 骨折や脱臼が発生した際、柔道整復師はこれらの怪我を整復(元の位置に戻す)し、固定する役割を果たします。これにより、患部の自然治癒を促進し、早期回復を図ります。
- 捻挫や打撲に対しては、腫れや痛みの軽減を目的に、冷却、圧迫、固定などの処置を行います。
2. リハビリテーション
- 怪我後のリハビリを通じて、関節や筋肉の機能回復をサポートします。運動療法やストレッチ、筋力トレーニングなどを行い、怪我の再発を防ぎます。
3. 予防・再発防止
- 日常生活やスポーツ活動での怪我の予防や、再発を防ぐためのアドバイスや指導を行います。例えば、姿勢矯正や適切な動作方法の指導などが含まれます。
4. 施術
- 手技療法(マッサージやストレッチ)、矯正施術、電気治療、温熱療法、テーピングなどの施術を行い、痛みの軽減や身体機能の改善を目指します。
5. 健康保険の取り扱い
- 柔道整復師は、日本の健康保険制度のもとで施術を行うことができ、特定の外傷(骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷)に対して保険適用の施術を提供します。保険適用に際しては、施術内容や期間について適切に判断し、記録を行います。
6. 患者への教育・指導
- 患者に対して、日常生活での注意点やリハビリの重要性を指導します。また、適切なセルフケア方法やストレッチの方法を教えることもあります。
7. 他の医療機関との連携
- 必要に応じて、医師や他の医療専門家と連携し、患者にとって最適な治療を提供します。柔道整復師は、診断や手術を行うことはできないため、必要に応じて専門の医療機関に紹介します。
接骨院の利点と限界
利点
- 専門的な外傷治療
- 柔道整復師は、骨折、脱臼、捻挫、打撲などの外傷治療に特化した専門家です。これらの外傷に対する適切な整復や固定、リハビリを提供することで、早期回復が期待できます。
- 手技療法の多様性
- 接骨院では、手技療法(マッサージ、ストレッチなど)や矯正施術、電気治療、温熱療法など、さまざまな治療法を組み合わせて施術が行われます。これにより、患者の症状や状態に合わせた柔軟な対応が可能です。
- 健康保険の適用
- 骨折、脱臼、捻挫、打撲、挫傷など特定の外傷に対しては、健康保険が適用されるため、比較的安価に治療を受けることができます。
- 予防と再発防止
- 怪我の予防や再発防止に力を入れており、患者に対して日常生活やスポーツ活動での適切な動作や姿勢を指導することで、再発リスクを軽減します。
- リハビリテーション
- 怪我後のリハビリテーションを重視し、関節や筋肉の機能回復をサポートします。これにより、日常生活への早期復帰が可能となります。
限界
- 診断や手術ができない
- 柔道整復師は、医師ではないため、診断や手術を行うことはできません。必要な場合は、医師の診察を受けるか、専門の医療機関に紹介されることがあります。
- 内科的な疾患や慢性疾患への対応が制限される
- 接骨院は主に外傷や運動器系の症状に対応するため、内科的な疾患(心臓病、糖尿病など)や慢性疾患(高血圧、慢性関節炎など)の治療は行いません。これらの症状は医師による診断と治療が必要です。
- 保険適用の範囲が限定的
- 健康保険の適用は、急性外傷に限定されています。慢性的な肩こりや腰痛などに対する施術は、保険が適用されない場合が多く、自費診療となることがあります。
- 急性の重篤な外傷には対応が難しい
- 大きな外傷や緊急性の高い症状(例えば大きな骨折や重度の脱臼など)については、接骨院では適切な対応が難しく、病院での処置が必要です。
- 他の医療機関との連携が必要
- 複雑な症例や特定の診断が必要な場合、接骨院単独では対応できないため、他の医療機関との連携が求められます。これにより、時間がかかる場合があります。
接骨院の利用者層
1. スポーツ選手や運動をしている人
- アスリートやスポーツ愛好者は、スポーツによる怪我(捻挫、筋肉の損傷、関節の痛みなど)の治療や予防、リハビリのために接骨院を利用します。また、パフォーマンス向上のために身体のメンテナンスを行うために通う人もいます。
2. 働く世代(デスクワーカーや肉体労働者)
- デスクワークによる肩こり、首の痛み、腰痛などを抱える人や、肉体労働での負担から生じる身体の痛みをケアするために利用する人が多いです。特に、長時間の同じ姿勢や重い物を持つ作業が多い職業の人々が、腰痛や関節の痛みを改善するために接骨院を訪れます。
3. 高齢者
- 高齢者は、慢性的な腰痛や膝の痛み、関節の硬さ、筋肉のこわばりなどを和らげるために接骨院を利用します。また、転倒や日常生活での軽い怪我の治療や、骨折後のリハビリのためにも通うことが多いです。
4. 交通事故の被害者
- 交通事故によるむち打ち症や打撲、捻挫などの治療を受けるために接骨院を訪れる人がいます。事故後のリハビリや痛みのケアを目的に、定期的に通う人もいます。
5. 学生(特に運動部所属者)
- 部活動やスポーツに積極的に参加している学生が、怪我の治療や予防のために接骨院を利用します。特に運動部に所属している学生は、捻挫や筋肉の損傷などの外傷を治療するために訪れることが多いです。
6. 主婦や家事をする人
- 家事による身体の疲れや痛みを感じる主婦も、接骨院を利用します。特に、掃除や料理、子育てなどで腰や肩に負担がかかることが多いため、痛みを和らげるために通うことが多いです。
7. 慢性的な痛みを持つ人
- 肩こりや腰痛、膝痛など、慢性的な痛みを抱える人が、症状の緩和を目的に接骨院に通うことがあります。慢性痛のケアやリハビリの一環として定期的に利用するケースが多いです。
整骨院の特徴
整骨院の施術方法
接骨院と同じです
整骨院がカバーする症状
接骨院と同じです
整骨院の設備と環境
1. 施術ベッド
- 治療を行うための専用ベッドが設置されています。ベッドは高さ調節が可能で、患者が快適に施術を受けられるように設計されています。頭や脚の位置を調整できるものもあります。
2. 施術室のレイアウト
- 施術室は、プライバシーが保たれるように仕切られていることが一般的です。カーテンやパーテーションで仕切られた個室や半個室があり、患者が他の人の目を気にせず治療を受けられる環境が整っています。
3. 電気治療機器
- 筋肉や関節の痛みを緩和するための電気治療機器(低周波治療器、中周波治療器、超音波治療器など)が設置されています。これらの機器は、筋肉を刺激し、血行を促進し、痛みを和らげるために使用されます。
4. 温熱・冷却治療機器
- 温熱治療用のホットパックや温熱シート、また冷却治療用のアイスパックや冷却シートが揃っています。これらは、患部の温めや冷却を行い、痛みや炎症を軽減するために使用されます。
5. 手技療法用器具
- マッサージやストレッチなどの手技療法をサポートするための器具や、患者の体をサポートするためのクッションやタオルが用意されています。
6. 矯正施術器具
- 骨盤や脊椎の矯正を行うための専用のベッドや、矯正施術に使用する器具が設置されています。これらは、正しい姿勢や骨の位置を調整するために使用されます。
7. テーピング材やサポーター
- 怪我の保護や予防のためのテーピング材やサポーターが常備されています。これらは施術後や日常生活でのサポートに使用されます。
8. 運動療法用スペース
- リハビリや運動療法を行うためのスペースが確保されています。ここには、ストレッチマット、バランスボール、トレーニング器具などが設置され、患者が筋力強化や柔軟性向上を図ることができます。
9. 清潔な環境
- 清潔で衛生的な環境が整えられており、ベッドシーツやタオルは常に清潔に保たれています。また、施術後に器具や設備が消毒されるなど、感染予防対策も徹底されています。
10. 受付・待合室
- 患者がリラックスして待てるよう、快適な椅子やソファが置かれた待合室が用意されています。雑誌やテレビが設置されていることも多く、リラックスした雰囲気が作られています。また、受付スタッフが常駐しており、患者の案内や施術後の会計をスムーズに行えるようになっています。
11. カルテ管理システム
- 患者の施術内容や経過を管理するためのカルテが管理されており、電子カルテシステムを導入している整骨院もあります。これにより、患者ごとの治療計画をしっかりと管理し、適切な施術を提供することが可能です。
整骨院の利用者層
接骨院と同じです
整骨院と接骨院の選び方
症状に応じた選び方
基本どちらも同じ知識があります。
骨折・脱臼位の大ケガの場合、昔からの古い「接骨院」の先生の方が、経験豊富で安心できます。
今時の若い整骨院の先生は、圧倒的にその経験と知識が不足していると考えます。
良い最新の「超音波の機械」等があるだけで、
安心しては行けませんよ。
施術者の資格と信頼性
資格は一緒ですが、「接骨院」の名称を使用する院の方が
私は好きです。
きちんと、こだわりを持っていそうだからです。
施術方針の違い
違いは、院長によります。
口コミや評判の参考に
良い口コミは、「書かされたモノ」も多くありますので
悪い口コミも参考にしつつ
後悔しない院を選択しましょう。
立地と通院の利便性
どちらも一緒です。
紛らわしい整骨院と接骨院
整骨院とは
柔道整復師という国家資格を持つ専門家が、主に骨折、脱臼、捻挫、打撲、筋肉や関節の痛みなど、運動器系のトラブルに対して施術を行う施設です。
接骨院とは
上記「整骨院」と同じです。
名称の違いと背景
本来は「接骨院」が正式名称でしたが、
「整形外科と整骨院」紛らわしい名前に寄せる事で、患者を集める風習になり、
保健所も特には規制してこなかったから。
資格の違い
同じ「柔道整復師」と言う、国家資格です。
診療内容の違い
一緒です。
整骨院と接骨院の違いに関する誤解
一般的な誤解とその原因
1. 名称の違いからくる誤解
- 誤解: 「整骨院」と「接骨院」は異なる施設で、異なる治療を提供しているという誤解。
- 原因: 名称が異なるため、特に「整」という字が「整形外科」や「整体」と似ていることから、異なる治療法や医療機関と混同されやすいです。しかし、実際には、整骨院も接骨院も、どちらも柔道整復師が施術を行う施設であり、扱う症状や施術内容は同じです。どちらの名称を使うかは、経営者や地域の習慣によるものです。
2. 「整骨院」と「整体」の混同
- 誤解: 「整骨院」は「整体」と同じであるという誤解。
- 原因: 「整骨院」と「整体院」は名前が似ているため混同されやすいですが、両者は異なるものです。整骨院(接骨院)は、国家資格である柔道整復師が運営し、保険適用の施術が可能です。一方、整体院は民間資格を持つ整体師が運営し、骨格や筋肉の調整を行いますが、保険適用外です。この混同が、整骨院と接骨院に対する誤解を生む原因の一つです。
3. 医療機関との混同
- 誤解: 「整骨院」は「整形外科」のような医療機関で、医師がいると考える誤解。
- 原因: 整形外科という名称に含まれる「整」の文字から、整骨院も同様に医療機関であり、医師が診療する場所だと誤解されることがあります。実際には、整骨院は医療機関ではなく、柔道整復師が外傷の治療やリハビリを行う施設で、医師による診断や手術などは行いません。
4. 施術内容に関する誤解
- 誤解: 「整骨院」は美容やリラクゼーションを目的とした施術を提供する施設だと誤解されることがある。
- 原因: 「整骨院」という名称が、特に「美容整骨」などの広告で見られることがあり、これが美容やリラクゼーションに関連する施設であるという印象を与えることがあります。実際には、整骨院では外傷治療や筋骨格系のトラブルに対する施術が行われ、リラクゼーション目的の施術とは異なります。
5. 保険適用の範囲に関する誤解
- 誤解: 「整骨院での施術は全て保険が適用される」と考える誤解。
- 原因: 整骨院(接骨院)では、保険適用される施術と自費診療の施術があり、全ての施術が保険適用になるわけではありません。特に、慢性的な肩こりや腰痛など、外傷に関連しない施術は保険が適用されないことが多いです。この点を理解していないため、保険適用について誤解が生じることがあります。
6. 整骨院と接骨院の歴史的背景からの混同
- 誤解: 「接骨院」という名称は古く、「整骨院」という名称は新しいものだという誤解。
- 原因: 歴史的には「接骨院」という名称が先に使われており、その後「整骨院」という名称が広まりました。このため、「整骨院」は新しい形態の施設であると考えられることがありますが、両者は同じであり、単に呼び方が変わってきただけです。
よくある質問と回答
メディアの影響
メディアでも「整骨院」の名称が一般化されています。
法規制と政策の影響
これから新規の解説は「接骨院」の名称に一本化されていきます。
【結論】整骨院と接骨院の違いについて
整骨院と接骨院は名称が違うだけで、施術内容や提供される治療には違いがありません。しかし、名称の違いや「整体」や「整形外科」との混同から、さまざまな誤解が生まれています。
整骨院と接骨院は呼び方が違うだけで、
やっている事は同じです。
そこの名称にはこだわる必要はありません。
「整体院」となると、健康保険は使えませんが
肩こり・腰痛・全身矯正・姿勢バランス矯正・マッサージ
においては、整骨院より得意分野になるので
そちらを選択しましょう。
お金儲けだけに走っているような、あやしい整骨院が最近増えてきています。
そんな整骨院に引っかからないように、しっかり情報を調べて
自身のお金と健康を守っていってください。
以上、参考になれば幸いです。